滋賀県労連の日々

滋賀県労連の事務局から発信します。

第93回滋賀県民メーデー

『第93回滋賀県メーデー
 
 Youtube配信は当初のものがうまくいかず、そのうえ代わりに行ったものも音も途切れがちでまた、途中で切れてしまいました。視聴いただいた皆さん、大変申し訳ありませんでした。
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 5月1日、県内8か所でメーデー集会を開催しました。
 中央・大津メーデーは約200人の参加で雨天でしたが、膳所公園で力強く行いました。各地を含めた報告は近いうちに行います。
 オープニングには「寺岡佳名子と日暮楽団もどき」の皆さんに元気の出る演奏をしていただきました。
ご挨拶をいただきました来賓の皆様
 明るい滋賀県政をつくる会  代表 近藤 公人様
 日本共産党滋賀県委員会 党県国政対策委員長  石堂 あつし様
 社会民主党滋賀県連合 代表 小坂 淑子様
 安保法制と立憲主義の回復を求める市民の会しが 代表 齋藤 敏康様
ご列席いただきました来賓の皆様。
 近畿労働金庫 滋賀地区統括本部  本部長 川瀬 美智子様
 滋賀県生活協同組合連合会  専務理事 藤田 豊様
メッセージをいただいた皆様。
 滋賀県知事 三日月 大造様
 大津市長 佐藤健司様
参加友好団体
働くもののいのちと健康を守る滋賀県センター、生活と権利を守る滋賀県連合会、NPO滋賀労働相談センター、安保破棄滋賀県実行委員会、滋賀原水協憲法を守る滋賀共同センター、他多数(敬称略、順不同)
実行委員会団体
労組) 滋賀自治労連、全滋賀教職員組合滋賀県医労連、国公共闘、建交労滋賀県本部、コープしが労組、国労京滋地本、福祉保育労滋賀支部、JMITU京滋地本、全日本年金者組合滋賀県本部、滋賀銀従組、県労連一般労組、大津地域労連、国民春闘滋賀県共闘会議、ダイハツディーゼル労組、滋賀私教連、単協労連 、滋賀県労連
民主団体) 滋賀県商工団体連合会、自由法曹団滋賀支部新日本婦人の会滋賀県本部、滋賀県母親大会連絡会、息吹合唱団、平和・民主・革新の日本をめざす滋賀の会、滋賀民主医療機関連合会、滋賀県平和委員会、国民救援会滋賀県本部、日本民主青年同盟滋賀県委員会、滋賀県農民組合連合会
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第93回 滋賀県メーデー宣言
◇すべての労働者・県民のみなさん
ウクライナの主権を侵害するロシアの軍事侵略に断固抗議し、ロシアの即時撤退を強く求めます。ウクライナ国民は日常生活や故郷を奪われ、400万人以上が国外避難を余儀なくされています。国連総会ではロシアの侵攻の責任を明示した決議に141か国が賛成し、国際的な世論と運動がロシアを包囲しつつあります。一方、国内では改憲勢力がクライナ侵略を口実に「核共有」「非核三原則見直し」を声高に叫び、岸田政権は「大軍拡・改憲」「敵基地攻撃」を進めようとしています。このような動きに、この夏の参議院選挙でNo!を突き付けようではありませんか。
◇すべての労働者・県民のみなさん
コロナ禍で医療の脆弱さが明らかになりました。しかし、岸田政権は国民の8割が見直しを求める地域医療再編を強引にすすめています。改めて、医療提供体制、公衆衛生体制の拡充とケア労働者の大幅賃上げ・増員にむけて、「軍事費を削ってコロナ対策にまわせ」の世論と運動をさらに強めていきましょう。
 2年余のコロナ禍で労働者・国民生活は深刻な危機にあります。原油穀物価格高騰による物価高が家計に重くのしかかっています。こうした労働者・国民の生活苦の一方で、大企業の業績は回復し内部留保は466兆円に達しています。いま必要なのは消費税の5%減税をはじめインボイス制度導入の中止、内部留保課税を含む不公平税制の是正です。同一労働同一賃金などの格差是正、全国一律最賃1500円、ジェンダー平等、長時間労働の解消などにより、1日8時間働けば普通に暮らせる社会の実現をめざします。また、原発ゼロ、脱炭素社会の実現など、持続可能な社会の実現にむけ、職場・地域で一つひとつの行動をおこしましょう。市民と野党共闘の進化・発展で参議院選挙での前進、政治転換の流れを作りましょう。
◇すべての労働者・県民のみなさん
コロナパンデミックにより世界中で新自由主義の誤りが明らかになりました。ドイツでは16年ぶりの政権交代、南米チリでも新自由主義からの転換を掲げる大統領が誕生しました。イギリスや韓国など各国で最低賃金引上げを実現しました。アマゾン・スターバックスなどで労組結成が相次ぎ、労働組合への支持が国民の7割に達しています。軍事クーデターから1年を過ぎたミャンマーでは今も民主化を求める市民への弾圧が続いており、ロシアによるウクライナ軍事侵略とあわせ抗議の声が世界に広がっています。
ロシアによる核兵器使用の脅迫が行われるなか、核兵器廃絶にむけた国際的世論と運動を強めていくことが人類共通の課題です。6月の核兵器禁止条約締約国会議への日本政府の参加、早期の条約批准を求めていきましょう。
◇すべての労働者・県民のみなさん
滋賀県では三日月県政により国民スポーツ大会への施設整備が進められ大戸川ダムの建設へと大きく舵を切りました。最優先はコロナから県民の命と暮らしを守るために全力を注ぐこと、社会保障や教育の充実です。税金の使い方について国・県・市町に見直しを迫りましょう。県民要求の実現のため、これまでの取り組みに確信を持って今日からまた力を尽くしましょう。
働くものの団結万歳!世界の労働者万歳!メーデー万歳!
2022年5月1日
第93回滋賀県メーデー参加者一同

明日は第93回県民メーデー

明日、5月1日はメーデーです。全国で取り組まれます。

滋賀県内の会場は以下のとおりです。

残念ながら雨予報ですので、足元も含めて雨対策をお願いします。

 

大津膳所会場は配信の予定です。

県労連YouTubeチャンネル ↓↓↓

https://www.youtube.com/channel/UCi_ddZ6MhAkcCsSO2_3HcAg/featured

メーデー4/21現在情報

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中央・大津メーデーは以下のとおりです。

 

日 時:5月1日(日)

    10時~ステージ

    10時半~集会

    11時30分~デモ行進(Oh!Me大津テラスまで)

場 所:膳所城跡公園

その他:YouTubeによる動画配信を行う予定です。

滋賀県労連事務局 - YouTube

 

4月21日現在


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第93回滋賀県民メーデー

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滋賀県メーデー実行委員会は第93回滋賀県メーデー集会の開催を決めました。

 

中央・大津メーデーは以下のとおりです。

 

日 時:5月1日(日)

    10時~ステージ

    10時半~集会

    11時30分~デモ行進(Oh!Me大津テラスまで)

場 所:膳所城跡公園

その他:YouTubeによる動画配信を行う予定です。

滋賀県労連事務局 - YouTube

 

各地域メーデー

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(4月12日現在)

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基本スローガン

「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」

 

スローガン

国民のいのちと健康確保へ、コロナ対策予算の拡充を 
医療提供体制、公衆衛生体制の拡充 
ケア労働者をはじめすべての労働者の大幅賃上げ実現 
岸田改憲・大軍拡政権反対 
市民と野党共闘の進化で参議院選挙勝利 
8 時間労働が当たり前 人間らしく生き働くルールの確立 
なくせ貧困と格差 大幅賃上げ・底上げで景気回復 地域活性化 
いますぐ最賃1500円 全国一律最賃法制化の実現 
裁量労働制の適用拡大反対、労働時間法制の改悪許すな 
ジェンダー平等社会の実現 多様性の尊重 
消費税減税実現 インボイス導入反対と不公平税制の是正 大企業の内部留保還元 
年金・医療・介護など社会保障制度の拡充 
教職員の長時間・過密労働解消と少人数学級のさらなる前進 
国家統制をねらう教育・労働・地方行政での「デジタル化」反対 
言論・出版・表現の自由と市民の知る権利を守れ 
国による被災者の生活と生業を支える復興 
急げ気候変動対策 脱炭素、原発ゼロなどグリーンリカバリーの実現 
軍事費削減 敵基地攻撃能力の保有反対、憲法 9 条を守れ 
STOP!戦争する国づくり 辺野古の新基地建設反対 
オスプレイ全国配備撤回 核兵器禁止条約の早期批准を

ケア労働者の賃上げアクション

ケア労働者の賃上げアクション

3月9日の記者会見の様子

 滋賀県労連はケア労働者の賃上げアクションの取り組みとして医療、介護、保育、福祉の事業者に政府の処遇改善事業について緊急のアンケートを行いました。期間は2月初旬から28日までで、783通発送し101通の返信(回答率12.9%)が寄せられました。

 回答の内容からは事業者の苦悩や痛みが読み取れます。「一つの組織においてもらえる職種、該当しない職種が混在すると不公平が発生し政府の思うような賃上げにならない」(医療)、「対象職員の拡大をすれば、改善額が平均9,000円にならないため、職員から不満の声が上がっている」(障害)、「賃金格差解消にならない額である」(保育)など不十分なうえ分断を生むことを危惧する回答が多数寄せられました。

 それでも、75%の事業者が処遇改善を申請する、36.7%が対象外の職種に持ち出しで賃上げすると回答、人材確保や負担への労に報いるため何とか引き上げをと取り組む姿が見えます。

 

事業者の9割「月4万、時給250円以上の賃上げは当然」と回答

 ケア労働者に月4万以上、1時間250円以上の賃上げが必要だという県労連の考え方の受け止めを聞くと78.3%が妥当、10.9%はそれでは低いと回答、9割の事業者が賃上げの必要性を強く求めていることがわかりました。

 

結果をもとに記者会見を開催

 3月9日、県労連は県庁会見室で記者会見を開催、結果を発表しました。報道機関6社が参加され、京都新聞中日新聞しんぶん赤旗などに掲載、他の報道機関から引き続く取材など受けています。

 当日は合わせて自治労連の杉本高委員長が、県内の自治体の申請予定状況のアンケート結果を発表しました。「取り組まない自治体が多い」「正規と非正規共に申請するのは3つの自治体」「会計年度任用職員のみも目立つ」と報告、条例の改正が必要であることや、10月からの不透明さもあって市町が取り組みにくくなっていると指摘しました。国や県市町に要請を続けたいとしました。

 

労働者のVOICE(声)に基づいて

 また、労働者の声に基づいた実態について各組織4人から報告がありました。

福保労・清水俊朗書記長

 実際の組合員から寄せられた声、実際に暮らしにかかっているお金を元に報告、「9,000円では足りない」「基準以上に職員を配置しているため9,000円は出ない」など国の制度は非常に問題があると指摘しました。

大津市労連・放課後児童クラブ

 通常の保育は勿論、コロナ対策も苦労している。常に人手不足、その中で保育もコロナ対策も施設管理もしている。一番の課題は職員の処遇改善。働き続ける職員を確保したいが若い人が来ない。国県市に対策を講じてもらいたい。

医労連・宮武眞知子さん

 全職員に支給されるよう強く要望したい。職種の限定はチームで働く現場に不協和を生む。ケア労働者は社会で基盤をなす。低賃金で国民の命を守れない状況がある。コロナ禍で人手不足に拍車をかけている。処遇改善はうれしいが、不十分でこれでは報われない。

自治労連・波川尚志書記次長

 処遇改善をするところとしないところがあると人材の流出が起こる。県内の公務職場では地域手当の差で県内外へ人材流出が起こっている。この事業は経済対策として行われている。そうであれば介護報酬の改定、配置基準の改定などすべき。県から国に声を上げて欲しい。

 

 その後質疑を受けました。アンケートの報告は下記から。ぜひ、拡散・活用ください。

https://www.careunion-shiga.com/archives/327